和泉屋勘兵衛 建築デザイン室
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Photographed by STUDIO REM 平 桂弥

三角形の変形地に、狭い前面道路の中心後退。準防火地域に風致地区の制限が加わる。東側には鉄道が走り、遠景が望めるものの騒音のため積極的に開いていくことができない。南側の隣家は迫り、前面道路の北側さえ、道路が狭いため向いの家がかなり近く感じる。厳しい条件を克服した作品である。

3階までいくと開放的なロケーションが望めるのだが、小さなお子さんがいることもあり、2階をLDKとした。ただし条件は良くはない。3階との間に吹抜けを設け、上からの採光を取り込み、僅かな隙間に借景を求めるなど、立体的に全方向に振り分けて開放性を確保するよう努めた。

道路からの圧迫感を軽減するため、3層部分を後退させ2階を跳ね出させている。軽快なイメージを出すためにパーティション的に扱った外壁のデザインが、ファサードの印象を決定づけている。

映画好きの施主の希望で、110インチの画面に映写する7.1chシアターシステムが、リビングに格納されており、一変、シアタールームに早変わりするのも、この家の特徴の一つとなっている。

所在地
大阪市阿倍野区帝塚山
家族構成
夫婦+子供二人
法規
都市計画区域内
市街化区域 第2種中高層住居地域 準防火地域
建ぺい率  40%
容積率   160%
構造・工法
主体構造 木造在来工法
規模
地上3階
敷地面積 187.84㎡ 56.82坪
床面積  1階 61.97㎡
     2階 69.65㎡
     3階 43.75㎡
延床面積(法規上) 175.37㎡ 53.04坪
主な仕上
外壁 左官コテ仕上げ
内壁 アイカジョリパット シルキーパレット
天井 クロス貼
床  タモフローリング
屋根 ガルバリウムカラー鋼板 瓦棒葺
施工
西村工務店
竣工
2009年2月