和泉屋勘兵衛 建築デザイン室
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見通しの効いた角地である。
敷地の鋭角なコーナーは二つの道路の接点になっており
ランドマーク的な宿命を有していた。
そしてその鋭角が建物の特徴となっていった。


圧倒的な眺望に対して、如何に接するか。
この課題を解決することが
施主とのコミュニケーションの中で
最も重要なポイントであったように思う。


御兄弟の二家族が住まう二世帯住宅である。
一階はフラダンスを練習するためのスタジオが配置されたため
他はガレージと玄関のみで生活空間は2階から3階に配されている。


全面道路が3m、土地面積が21.3坪という狭小地に建つ3階建の小住宅である。
マンションをはじめとする近接する周囲の目線をかわしながら
閉塞感のない伸び伸びとした空間をいかに創り出すかが設計のポイントであった。


四方がすでに密集した新興住宅街で、南側を含め借景は望めない。
そこで建蔽率40%という厳しい条件下から生まれる残地を内側に大きく取り込むことで
陽の移ろいや四季の変化を日々の暮しに感じる事ができ
近隣からの視線や喧騒から遁れた”静”なる空間を作ろうとした。


南側の隣家は迫り、前面道路の北側さえ、
道路が狭いため向いの家がかなり近く感じる。
厳しい条件を克服した作品である。


幼かった子供たちも成長し、
今度は、会社の創業の地に所有する4階建ての鉄骨ビルを全面改修し、
都会的暮らしを楽しむための住宅を設計することとなった。


大阪郊外の新興住宅街。
敷地はブロックの外れに位置した三角形の角地で、
北西に広がる住宅群を背に、南北方向は、
四季の変化を楽しめる緑の山肌を借景として
望むことができる。