和泉屋勘兵衛 建築デザイン室
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家づくりは本当に高くつくのか?

当然のことながら、設計料(総工事費の10%が目安)を、ご予算の中で確保していただく必要があります。まずこれを、余分な出費と捉えてしまうかどうかというところです。住まい手が求める「自分らしさ」を「家」という空間に探すとき、ハウスメーカーの規格品の中に見出すことができればそれでいいでしょうし、満足できないのなら、その実現のためにパートナーを見つけてください。

私たちの提案する計画は、そのクライアントとの対話の中からしか生まれてこなかった化学反応ともいうべき個別解であり、既製品を選んではめ込むことで出来上がる規格化された住宅群とは違うので、システマチックに金額が参照されるものではありません。

ご予算に合うことが大前提で、過去のデータや経験値をもとに私たちの作業は始まります。しかしながら夢や希望は膨らみがちで、また昨今の資材高騰の影響などもあり、金額調整は大変です。
概算見積(基本計画が終わったところでざっくりした金額を確認するために取る見積)・本見積(設計図書ができて、契約につながる詳細な見積)を取りながら、優先順位の低いものについては、あきらめたり、コストの低いものに変更したりしながら予算に合わせていきます。
追加予算をお願いすることもあります。しかし、それはその意義をきちんと感じてもらえるだけのプロセスがあった上でのことだろうと考えています。

予算オーバーを恐れるあまり、萎縮し控え目な計画を提案することは、クライアントの利益につながるとは考えません。
「安い買い物をした」といったお買い得感を求めるのではなく、ゼロから自分たちのライフスタイルにカスタマイズしていくプロセスの後に得られる満足感、同じ予算を使っても、密度の濃い、納得のいく作品を作っていくことが、私たちの使命であると言えるでしょう。


素材感や色、価格を比較検討するため、サンプルを取り寄せると
事務所の中はすぐにいっぱいになる。